1947-12-02 第1回国会 衆議院 水産委員会 第30号
先般來から水産當局の御意見で、漁港その他に關する費用を、明年度は十億程度に考えておるというようなお話があつたのでありまするが、私は十億の金が大きいとは思えないのであります。今日農業に相匹敵する程度の水産行政をやらなければ、斷じて水産の増産ということははかり得ないではないか。常に水産は頭を押されまして、今日まできておることは、水産人のひとしく認めておるところであろうと思うのであります。
先般來から水産當局の御意見で、漁港その他に關する費用を、明年度は十億程度に考えておるというようなお話があつたのでありまするが、私は十億の金が大きいとは思えないのであります。今日農業に相匹敵する程度の水産行政をやらなければ、斷じて水産の増産ということははかり得ないではないか。常に水産は頭を押されまして、今日まできておることは、水産人のひとしく認めておるところであろうと思うのであります。
從つて水産當局におきましては、水産物の集出荷の確保というものは、一にかかつて漁業用資材の確保にあるという點に留意されたいと思うのでありますが、もしこの企畫にして失敗するならば、おそらく生鮮魚類の統制というものの根本的な基礎が瓦解するものと私どもは考えるのであります。從つてこの際私は水産當局に對して、この點を明らかにしていただきたいと思うのであります。
なお水産當局にこの際希望竝びにお尋ねをしておきたいのでありますが、終戰前後殊に終戰まぎわに、全國の海岸の保安林が防空壕等をつくるため、その用材として多數に伐採されて、その伐採したあとが崖崩れ等になつて、魚付保安林としての目的が、全國的に相反する實情になつておることは、御承知であろうと思うのであります。このために定置漁業、及び沿岸漁業がだんだん漁獲物が少くなる。
○青木委員長 豫算全般にわたつて水産當局を鞭撻するとともに、なお政府の他の機關にもわれわれの意の存するところを要求するということについては、石原さんの御意見とまつたく同樣なのであります。
○鈴木(善)委員 水産當局の御提出になりました豫算案を審議する資料といたしまして、とりあえず内務省關係、運輸省關係の港灣、避難港の助成額、あるいは河川、耕地等の災害復舊、あるいは修復の助成額、そういうような資料の提出を願い、さらに安本當局からも責任者に出ていただいて、十分御説明を願うように要求したいと思います。
ここにあらためて委員長の御方針竝びに水産當局の御方針等を伺いたいものでございます。それは二十三年度の豫算に關することであります。この委員會は水産省もしくは水産廳を設置せんとして、委員會開會以來お互いにその點に協力をしてまいつたことは、今さら申すまでもないのであります。
そういう問題に關連いたしまして、先程来問題になつております權限問題が解決されないので、若し水産廳を設置する場合に、どういう御計畫が水産當局におありになるか、それをちよつと承りたいと思います。
夏網、秋網の小さいものにおいても、一萬二千俵くらいは使うという状態であるにかかわらず、今度農村關係からこれを農村へ還元しなければならぬという聲が高くなつて、定置漁業にまわつてくる空俵の割當が非常に少くなる状態に立至つているため、これでは定置漁業はその發達ができるかできないかという危機に面しておりますが、この點について農林水産當局としてはどういう考えをもつておられるか、またこの問題について、非常に關心
また沿岸漁業の生産にも重大な結果をもつのでありますから、ぜひとも水産當局におきましても、大藏省と強く御折衝願いまして、小漁民大衆の要望に副われるように強く希望いたす次第であります。
水産當局に對しましても、さきにこの状況を訴えまして、政府はあくまで閣議決定の三十三萬トン計畫を、政府全體の責任において遂行する熱意を未だにもつておられるかどうかということを伺つたのでありますが、特に最近の造船の大きな制約になつております金融面を擔當せられる大藏、安本の御當局から、三十三萬七千トン計畫の遂行についての、金融面からのお考えを承りたいと思うのであります。
從いまして、二十三年度以降の漁港、船入澗あるいは船だまりの修築工事費につきましては、水産當局におかれても萬全を期して、大藏當局の納得のいくように御加勢を願いまするとともに、私ども水産の常任委員といたしましても、わからなければ大藏關係の常任委員會等とも合議いたしまして、そうしてこの水産の助成に努力をしなければならないかと實は考えておるわけであります。
先般本月の二十日に水産金融小委員會を開きまして、水産當局からただいま各委員に御配付をいたしました製氷冷凍工場建設資金竝びに水産關係事業資金計畫、漁船建造資金というような、お手もとに差上げてあるような參考書類をちようだいいたしまして、小委員におきましてこれを愼重に審議いたしました結果、無修正のままこれを全委員にお諮りいたしまして決定をいたしたいと思うのであります。
この問題は水産當局とわれわれが一層緊密な連絡をとれば、事足りると私は考える次第であります。 なお檢査と漁期の問題でありますが、これにつきましても、われわれが資材について漁船に對して考慮を拂つておると同様に、漁期の問題につきましても同様な考慮を拂つておりまして、最近では檢査官の充員の問題も片づけたので、相當御期待に副い得るように思うのであります。
實は、この水産廳というものは、三百萬事業者の非常に待望しておる問題でありますために、問題も非常に重且大でありまして、この水産廳の拵え方いかんが、將來日本の水産業を興すか倒すかということになる問題であると、かように考えておりますので、本日は活溌に水産當局の意見も開陳して貰い、且つ我々の意見もそれに活溌に述べ、そうして一つの參議院の水産廳設置に關する小委員會の案を、一つ大網案を拵えて見たいと、かように考
從いましてこれに對しましては、水産當局者といたしましても、漁師の諸君が増産をし、適正なる價格によりまして仕事のできる程度には、魚價の修正に努力を願わなければならないのではないかと實は考えておるのであります。多量生産をいたしまするところの資本事業と申しますか、そういうふうな仕事に從事される方は、魚價は少々安くても、量においてこなせるから收支は相立つてまいるのであります。